長崎県の島・壱岐の旅館で修行した料理人・akkoさんとは
彼女が渋谷で「壱岐の会」という食事会を開催していた関係で
懇意にしています。
その彼女が、壱岐で不思議な言葉を見つけてきました。
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「あんオバサンば久しく見んばって、元気にしよるでー?」
「んにゃー。手術しちいっときゃ元気じゃったばって、広島行かした。」
この壱州弁、わかりますか?
「あのオバサンしばらく見てないけど、元気にしてる?」
「いや。手術して一時期元気だったけど、亡くなったよ。」
壱岐では「広島行く」→「人が死ぬ」ことを言うんです!
広島の人からがらるる(叱られる)ね!
なぁんで、こんな方言があるのか、壱岐もの屋のおばちゃん達は
知らないで使ってるんだけど、平山旅館のお父さんの言うことにゃ、
世界遺産の厳島神社がある宮島と関係しているらしい。
父「昔宮島で人が死んでも、聖地の宮島じゃ葬式できんかったらしい。
死んだら遺体を広島まで運んで葬式をしたっちゅー話。」
私「へー・・・。で?」
父「『で?』ちゃ、なんない。」
私「だって、宮島と壱岐となんの関係があると?
なんで壱岐でだけ『広島行き』言うと?」
父「へ?他で言わんと?」
私「言わんよ!第一広島の人怒ろー?」
九州の方ではそういう言い方するのかしら?
人が亡くなることを広島行きというようになった由来や壱岐へ
何で伝わったのかご存じの方、ご一報下さい。。。
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福岡出身で佐賀にも住んでいたことがある私でも、
「広島行く」を「死ぬ」という意味で使うとは初耳です。
しかも壱岐でも西半分の地域だけの言葉だそうで。
どなたかご存じのかた、いらっしゃったらご連絡ください。
この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
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