ホルモン焼肉を専門とするこの店が、なぜ「伊藤課長」という名前なのか。
ホルモンは内臓。主に胃とか腸とかです。
胃とか腸。いとかちょう。伊藤課長。
…ふざけてるというか絶妙というか。
この店は居酒屋チェーン「つぼ八」の新業態。
東京には浅草、代々木、そして神田のガード下の3店ですが、全国各地のつぼ八がどんどん鞍替えしていってるほどの人気だそうです。
売りは冷凍でない新鮮なホルモン。
現在のつぼ八の親会社である日鉄住金物産の食肉流通ルートのおかげで生のまま日数を
かけずに仕入れることができる強みがあり、その新鮮なホルモンを客に七輪で焼かせて
食わせるというシンプルさがうけています。
しかも嬉しいことに、土日はホルモンが半額。
週末に人がいなくなる神田での集客と鮮度が落ちるホルモンの在庫処分も兼ねて
いるのでしょうが、ありがたいことです。
肉はすばらしく良い、というほどではありませんが、値段の割にしっかりしたもの。
売りにするだけあってホルモンのほうが質や鮮度は高い気がします。
とくにおいしかったのは丸腸と厚切りのタン。
壺漬けカルビも大きくて嬉しくなります。
まあ内装はつぼ八時代のものを引っ剥がして排気装置をつけただけで、照明もそのまま。
なので吸気口の笠の影で手元が暗かったりと豪華さのかけらもありませんが、まあ
気の置けない仲間とわいわいやるにはむしろぴったりと言えるでしょう。
「伊藤課長 神田東口店」(ホルモン焼・神田)
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13113479/